地域に役に立てる私でいたい。〜新店舗の役割とは〜

実は、ちょっと前までの私は田舎特有のこまごまとした行事やしきたりを、古臭くて面倒だと思っていました。

ですが、結婚した県外出身の夫が地域の行事があると嬉しそうにひょこひょこ参加しては、近所のおじちゃん・おばちゃんから育てている作物のこと、お天気の見方、昔の地域の様子など…

私が知らなかったことを聞いて帰ってきて、しまいにはみんなを笑顔にしてしまうのです。


そんな夫のイキイキとした地域との関わり方を目の当たりにして、私は今までとてももったいないことをしていたのかもしれないと、気付かされたのです。

夫の目を借りて見えた地域は、とても「あったかい場所」で、ちっぽけな地域の古びた風習までもが誇らしく、今やこの地域に暮らしていることへの嬉しさがふわっふわっと溢れてしまうのです。

思えば20年ほど前から県内外、果ては海外の様々な人を両親が招き入れたとき、同じ食卓を囲めば彼らは決まって「懐かしいふるさとのような場所」だと言ってくれていました。

それからも、畑に触れたくなったとき、我が家の野菜を食べたくなったとき、彼らは「ただいま〜」と帰って来てくれていたのです。

両親が築いてきた「食卓を囲むと誰もが家族になれる」この場所で、新しい風をもたらす来訪者と、日常を共にする地域のみんなが自然と交じり合う拠点を作りたい、それがひいては”活気ある地域をつくる”お手伝いに繋がるのではないか、そんなことを考えるようになりました。

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